こんにちは!いつも診療でお忙しい日々を過ごしている皆さま、本当にお疲れさまです。
動物病院の開業準備というと、医療機器や内装、診療内容に意識が集中しがちです。
でも実は、診療以外の「仕組み」の整備が、日々の運営をスムーズにし、飼い主からの印象も左右します。
受付は、飼い主と病院が最初に接する“顔”です。
導線の分かりやすさ、椅子の配置、BGMや匂いのような細部も、「この病院、感じがいいな」と思われるかどうかに関わります。
また、混雑時の対応や会計処理のスピードもストレスの有無に直結するため、あらかじめフローを設計しておくことが重要です。
電話予約だけでなく、WEB予約やLINE連携も視野に入れましょう。
最近は「待たされない」ことが来院の満足度を大きく左右します。
予約枠のコントロールで診療が詰まりにくくなり、獣医師側にも飼い主側にも余裕が生まれます。
開業初期から電子カルテを導入する病院が増えています。
紙の管理では時間もスペースもかかり、院内、院外への情報共有も非効率。
診療記録だけでなく、予防接種のリマインダー、会計・在庫との連携など、“病院の基盤”として役立つ機能が揃っています。
診療そのものだけでなく、「診療を支える仕組み」をどう設計するか。
受付、予約、カルテといった“裏方”が整っていると、病院は自然とまわりはじめます。
小さな準備が、飼い主の安心と信頼につながる——
開業前だからこそ、今考えておきたいポイントです。